中古車を買いたいんだけど、どういう風に買えば良いんだろ?
いきなり中古車屋さんに行っても大丈夫?
高い買い物だし、車屋さんってなんだかハードル高そうに感じますよね。
私が中古車を購入した時の経験を話しますね。
同じような状況の方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容は管理人の経験を説明したものです。全ての人に当てはまるとは限らないので、みなさんの状況やタイミングによっては適切ではない可能性があります。
以下が中古車購入の流れです。
1つ1つ見ていきましょうね。
中古車検索サイトで希望車種の価格の相場を知る
中古車屋さんに行く前に、まずは相場を把握します。
車は売る側の方が多くの情報を持っていて、買う側との情報差が大きい商品です。少しでも情報差を埋めておくためにお店に行く前に調べておきましょう。
以下のような中古車販売サイトで希望車種を検索して、価格の相場を把握します。
例えば、NBOXだと以下のような感じです。
希望車種の条件
- モデル:現行のNBOXカスタムL
- 走行距離:3万キロ以下
- 色:ブラック
- 地域:近隣県を指定
カーセンサーでの検索結果
安くて125万円で、大体は160万円弱って感じだね。
地域を「全国」にするともっと安いのが出てくるけど、遠い場所の結果は見なくていいの?
実際にお店に行ける距離の範囲で調べたほうが良いです。
行けない地域の価格相場を参考にしても実際買うことはないので参考になりません。
中古車は実物を見ないと写真ではわからない傷や凹みがあります。
必ず実物を見れる地域で探しましょう。
自動車ローンの仮審査を申し込み
自動車ローン?
僕は現金で買おうと思ってるんだけど。
もちろん現金でもOKです。
ですが、自動車ローンを使って現金は手元に残しておく方をオススメします。
私は自動車ローンを使うことにしました。
自動車ローンというのは金利がかなり安く設定されています。
ただし、自動車ローンと言っても種類があります。”銀行系”の自動車ローンは金利が安いです。
試しに価格.comで自動車ローンを調べてみると、銀行の金利がずらっと表示されます。
銀行系:2~4%
ディーラー系:9%~
金利が安いって言っても利子を払うから支払い総額は高くなっちゃうよね?
やっぱり現金の方がお得じゃない?
支払い総額だけ見ると、利子の分、自動車ローンの方が高いです。
でもその利子分よりも多くのメリットがあります。
メリット
- 手元に現金を残せる
- 手元の現金を投資に回して、自動車ローンの金利以上のリターンを得る
- 「もしものとき」に使える(手元に現金があれば、過剰な保険を減らしても良いかも)
デメリット
- 支払い総額が利子の分、高くなる
- 数年間に渡って支払うので、毎月の支出が増える
なるほどねー。
少し前から積み立てNISAやってるから、投資に回してリターンを得るならそっちの方がお得かもね。
逆に「投資なんてやる気ないよー」という方、「手元の現金も十分にあるよー」という方は現金で支払ってしまっても良いと思います。
私は積み立て投資をしているので、投資に回してローンの利子より多くリターンを得られると考えて自動車ローンを選択しました。
みなさんの状況に応じて判断してくださいね。
自動車ローンを借りるまでには時間がかかります。
この時点で以下の「3.仮審査の結果通知」までやっておくと良いと思います。
自動車ローンの流れ
- 口座開設: 借りたい銀行に口座がない場合はまずは口座を作る
- 仮審査: 借りたい金額を申請
- 仮審査結果の通知
- 本申し込み
- 契約
- 借入
※4〜7は本申込みの流れで説明します。
借りたい銀行の口座開設
銀行から借りるにはその銀行の口座が必要なようです。
まずは今持っている銀行の自動車ローンの金利がいくらか調べてみましょう。
その銀行の金利が安ければラッキーです。その銀行の自動車ローンの仮審査を申込みましょう。
忘れがちですが、もしあなたの勤め先に労働組合があれば、入社時に「ろうきん」の口座を作った可能性があります。
ろうきんの金利も比較的安いと思うので、そちらも検討してみましょう。
仮審査
相場を確認した上で決めた予算の金額で借り申請を申込みましょう。
前述のNBOXの例で言うと、160万円で仮申請を出しておくと良いと思います。
実際に買うときに安い方の125万円の車に決定した場合は、本審査のときに125万円に変更すれば問題ありません。
私の場合、仮審査の金額よりも多くなる場合は借りられない可能性もあるかもと思い、仮審査では余裕を持った金額で審査しました。
仮審査結果の通知
私の場合は7営業日で仮審査の結果が出ました。
ここまでできたらお金の準備は一旦完了です。
次は購入する車を決めましょう!
中古車検索サイトで「実車確認希望」で来店予約をする
中古車検索サイトで気になった車があったら「来店予約」をして実物を見に行きましょう。
検索で最安値の車を見に行ったら、雹害で小さい凹みがたくさんある車でがっかりしたことがあります。
写真ではわからなかったし、説明もなかったので、実際に見に行って初めてわかった情報でした。
検索サイトで見つけた車は期待はずれだったのですが、そのお店には他にも車がずらっと並んでいるので、他のグレードも改めて実物を見て検討することができました。
そのお店でまだ検索サイトにも載ってない、昨日入荷した車を見せてもらいました。
タイミングが良ければ、掘り出し物があるかもしれません。
比較検討
来店予約は、複数候補を近い日(当日や翌日)に見に行くのが良いと思います。
理由は短期間で比較検討できるからです。
中古車は1つ1つで状態や付いてる機材が異なり、全く同じものが存在しません。
そのため、お店に見に行くと
「取り置きはできません。人気車種なのですぐ売れちゃいますよ。」
という感じで店員さんに煽られる可能性大です!
でも高い買い物を比較検討しないで決めるのは怖いですよね。
「勢いで決めたけど、本当にアレで決めちゃって良かったかな?」
と帰った後に不安になるかもしれません。
そんなことにならないように短期間(同日や翌日)に複数のお店を見て回って比較できれば、落ち着いて判断ができると思います。
高い買い物には勢いも大事だと思うけど、煽られて出た勢いで決めるってのは嫌だよね。
中古車購入の申し込み
比較検討して、気に入ったものが見つかったら購入の申し込みです。
私の場合は2店舗見に行って決めました。
タイミング良く、昨日入荷したという車が状態、グレード、価格全てで良いと判断できたので2店舗目に来店してその場で決めました。
早すぎたかなって気もしますが、1店舗目や検索サイトの他のものよりも安かったので決めちゃいました。
申し込みに際して、
「銀行さんの審査がNGだった時のために、念のためこちらの信販会社で審査させてもらいますね」
という感じで、審査申し込みを強く勧められました。
銀行の仮審査は通ってることを伝えても、「一応ルールなんで」って感じで審査することになりました。
推測ですが、本当の目的は書いた名前や住所などが実在するかなどを確認してるのかなーと思ってます。
他社からの価格調査を警戒してる感じの店内だったり、申し込みだけしてバックれ(キープだけして他で買う)のを防ぐためだったりして。と勝手に想像してます。
購入申込みには以下のものが必要です。
軽自動車の場合:
- 住民票
※普通自動車の場合は実印や印鑑証明などが必要なようです。
予め住民票を持っていくか、マイナンバーカードを持っていってコンビニですぐ用意できると効率的です。
このあとは支払いの流れを説明していきますね。
自動車ローンの正式審査申し込み
購入の申し込みをしたら、支払い金額が確定します。
その金額で自動車ローンの申し込みをしましょう。
ここからも時間がかかるので、支払い金額が決まったらすぐに自動車ローンを申し込みましょう。
以下の書類が必要です。
自動車ローンを借りるには自動車を購入することを証明する書類が必要なので、ローン申し込みの前に自動車購入を申し込む必要があります。
自動車ローン申し込みに必要な書類
- 本人確認書類(運転免許証)
- 勤続年数確認書類(健康保険証)
- 収入確認書類(源泉徴収票)
- 資金使途確認書類(自動車購入の申込書)
審査結果は2営業日くらいで出るらしいです。
私の場合、申込みの不備で何度か銀行の方とやり取りが発生してしまったので、1週間以上かかってしまいました。
自動車保険の申し込み
購入する車が確定したので、自動車保険の手続きも進めて行きましょう。
私の場合は以前車に乗っていたときに使っていた保険会社を再度使うことにしました。
前回解約時にもらった「中断証明書」を使って、保険会社に見積もりを取りました。
対人対物は無制限。車両保険は不要。人身傷害は3000万円。特約で弁護士特約を付けました。
どういう考えでこの選択にしたかはいずれ別の記事で書きたいと思います。
保険の正式申し込みには以下が必要です。
- 車検証のコピー
- 納車日
どちらも中古車屋さんへの支払いが完了しないと入手できません。
保険は一旦ここまでで次へ行きましょう。
駐車場の申し込み
並行して駐車場も確保しておく必要があります。
ここでも車検証のコピーが必要になります。
駐車場を借りたい旨を不動産会社に伝えておき、使用できる算段を付けておきましょう。
私の場合は賃貸している家の敷地内の駐車場を借りることにしました。
支払い
自動車ローンの審査が終わったら、自動車ローンの契約です。
金利が何%で、返済期間が何年で、いつから返済開始か などを確定して契約をします。
契約が完了したら借りた金額が振り込まれます。
お金の流れとしては2パターンあります。
- 銀行→中古車屋さん
- 銀行→自分の口座→中古車屋さん
私の場合は
「銀行→自分の口座→中古車屋さん」
にしました。
理由は借入金額は⚪︎万円単位なのに対して、購入金額は1万円未満の端数があり、どちらにしても端数分を振り込む必要があったためです。
自動車ローンで借りたお金を中古車屋さんに振り込みしたら支払い完了です!
100万円以上の大金を振り込むのはドキドキしますね。
名義変更
中古車屋さんで入金を確認できたら、中古車屋さんの方で車の名義変更の手続きをしてくれます。
名義変更ができたら自分名義の車検証が手に入るので、納車前に車検証のコピーを送ってもらいましょう。
その時に中古車屋さんと話して納車日を確定しましょう。
それを使って、前述の「自動車保険」と「駐車場」の手続きを進めます。
保険会社に車検証のコピーを送って、納車日(保険の開始日)を伝えて契約します。
不動産会社に車検証のコピーを送って、納車日(駐車場の賃貸の開始日)を伝えて契約します。
私の場合は中古車屋さんから保険会社に直接車検証をFAXしてもらいました。
駐車場の方は、契約日=使用開始日 という不動産会社だったので、納車日に契約しにいくことにしました。
納車
さぁ、全ての準備が整い、いよいよ納車です!
「中古車屋さんが家まで届けてくれるパターン」や「自分で取りに行くパターン」があるようです。
届けてもらう場合は別途手数料がかかるようです。
私の場合は、そもそも届けてくれるサービスはやってないお店だったので、自分で撮りに行きました。
色々手続きが多くて大変でしたが、待ち侘びた車がついに自分の手元に!!
良いカーライフを!
ではまた!
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